IBMがグローバル・テクノロジ・サーヴィシズ・ユニット統括者にマーティン・ジェッターを任命

インターナショナル・ビジネス・マシーンはマーティン・ジェッターをシニア・ヴァイス・プレジデント兼グローバル・テクノロジ・サーヴィシズ・ユニット統括者に任命した。人事は即日異動となる。
ジェッターは現在日本部門運営を統括しているが、今後はエーリッヒ・クレマンティに直属し、1月1日付で彼の後任へと昇格する。同日付でクレマンティは同社サーヴィシズ・ユニットの上級職へと異動となる。ロイターズが入手したIBM社内文書から判明した。
「マーティンは日本アイビーエムでの事業改革を指揮し、増収転換を実現したほか、IBMドイツとヨーロッパにおけるGBSでの指揮も目覚ましい成果を出しています。いずれの案件においても彼とその配下チームは新しいアプローチと新しい発想へと迅速な転換を実現しました」と同社CEOジニ・ロメッティは社内文書で述べている。
IBMは世界最大のテクノロジ・サーヴィシズ企業だが、これまでハードウェアが日増しにコモディティ化していく産業構造変化に追い付くのがやっとであった。かつてはメインフレーム・コンピュータのメーカとして知られた同社は昨今セキュリティ・ソフトウェアやクラウド・サーヴィシズといった高収益事業への転換を図ったが、それらの事業の成長が不採算事業の穴を埋めるにはまだ不十分である。
先月同社は、グローバルファンドリーズに15億ドルを支払って赤字部門である半導体ユニットを譲渡した。(続きを読む)
(From the Reuters blog post. Thanks to Rishika Shadam.)