ホームアウェイはゴーゴーボットの2千万ドル資金調達で主幹事を務める

ゴーゴーボットは旅行プラニングやリヴューを手掛けるスタートアップで、主にミレニアル世代に注力している。同社はこのたび、ヴァケーション・レンタル企業ホームアウェイを主幹事とする2千万ドルの資金調達を実施した。既存の投資家であるレッドポイント・ヴェンチャーズ、バッテリ・ヴェンチャーズも今回のラウンドに参加している。
ゴーゴーボットはCEOトラヴィス・カッツが率いる企業で、ウェブサイトやアプリで旅行者向けホテル、レストラン、その他体験を探すことができる。個人別に嗜好を判別して提供される。
ホームアウェイによる出資により、旅行業界には類稀なる協働関係が確立されたことになる。同社は2方面において競合する他社との対抗のためにホームアウェイを必要としている。すなわち、フォースクエアとイェルプはローカル検索で、カヤック、トリップアドヴァイザー、ヒップモンク、そして最近ではグーグルが旅行検索でしのぎを削る。
今回の出資につけ加えるかたちで、両社は提携を締結し、これによりホームアウェイは同社ウェブおよびアプリにおける旅行リヴューで、ゴーゴーボットは知名度獲得で恩恵を受けることになる。ホームアウェイCEOブライアン・シャープルズはゴーゴーボットの役員会に加入する。
「パートナー確立のうえでとりわけ困難を伴うのは互恵関係の調整ですが、これはややもすればエンドユーザの利用形態に必ずしもベストではない結果となりがちです」とカッツはインタヴューで述べている。「財務的なインセンティブがあればそのやりとりが円滑に進みやすくなります」(続きを読む)
(From the RE/code blog post. Thanks to Jason Del Rey.)