ユーチューブがネットフリックスのコンテント統括者とアドエクスチェンジ開発主幹をVPに起用

ユーチューブはCEOスーザン・ウォージッキの下、兼ねてより進めてきた幹部人事の補強により、新たに2名を起用した。同社の事情に詳しい複数の人物が明かした。ユーチューブは公式にこの事実を認めた。
このたび加入したのはネットフリックスのコンテント買入担当ヴァイス・プレジデントのケリー・メリマン(ユーチューブでコンテント・パートナーシップ担当ヴァイス・プレジデントとなる)と、 ユーチューブ・エンジニアリングのディスプレイ・インフラストラクチャおよびモバイル統括者のアイオール・マナー(グーグルのアドエクスチェンジ開発の陣頭指揮も執ってきた)である。マナーがこのたび就任するヴァイス・プレジデントではヴィデオ制作者の共有を支援する新たな仕組みの開設を主幹する。これにより制作者はチャネルの維持管理やファンとの交流も行うことができる。
メリマンはビヴァリイヒルズを勤務地とし、ネットフリックスで上司だったロバート・キンシルに直属する。彼はグーグルでコンテントおよびビジネス・オペレーションを統括している。彼女がこれまでに同社で買入を行ってきた作品には、たとえば『オレンジ・イズ・ザ・ニュー・ブラック』『ハウス・オヴ・カーズ』といったヒット作が挙げられる。また、彼女は昨年ニューヨーク・タイムズのインタヴューに答えて、ネットフリックスの買入はトレント・サイトでダウンロードされる映像作品の売れ行きを眺めて決断していると述べた。
メリマンはユーチューブと大手メディア制作者とのつなぎ役を務めるのに対し、マナーの役割はユーチューブで生まれた市井の人々によるストリーミング・タレントが作品を公開し(またユーチューブの広告パートナーによるコンテントを配信し)観客を最大限に獲得、最大限に影響を及ぼすためのツールを提供していくことになる。(続きを読む)
(From the TechCrunch blog post. Thanks to Darrell Etherington.)