クラウデラはデータベース・クエリ解析のスタートアップ「エクスプレイン・アイオー」を買収

クラウデラは、オープンソース・ソフトウェア「ハドゥープ」(さまざまな形態のデータを保存および処理する)の商用版を販売する企業だが、このたび同社はエクスプレイン・アイオーを買収し、これにより有能な社員数名とそのテクノロジーを獲得した。
クラウデラが提供するソフトウェアはデータの保存や解析を中心とした一連のツール、「クラウデラ・ナヴィゲータ・フォー・データ・マネジメント」などがある。そのため今回のように、後方支援技術というよりも自前のアプリケーションをもつスタートアップ企業を買収したことがどう影響するか見所である。エクスプレイン・アイオーのアプリケーションでは管理者がどのデータへのアクセスが一番多かったか目視確認できるほか、「新しいデータ・モデルを構築するうえで、どんなデータ・プラットフォームであっても、手入力のコードを書く必要は全くありません」とエクスプレイン・アイオーのウェブサイトで述べられている。
このように自前のアプリケーションをもつスタートアップを獲得することは前例のないことではない。昨年クラウデラはデータパッドを買収したが、同社はビジネス・インテリジェンス(非公開企業内情報)アプリケーションを高い技術で制作したスタートアップで、プログラミング言語Pythonを高度活用できる。
「われわれはクラウデラというエンタープライズ・データ・アーキテクト向けの管理ツールではベストインクラスのチームに加入できることをたいへん光栄に存じます。この協働関係がいかに発展するか、どうぞご期待ください」とエクスプレイン・アイオー共同創業者兼首席経営執行役員であるアヌパム・シングがブログ記事で述べた。
エクスプレイン・アイオーは2013年創業で、カリフォルニア州サンノゼを本拠とする。メイフィールド・ファンドが同社に出資している。
契約条件については公表されていない。だがクラウデラは出費への不安はまったくない。昨年同社はビッグデータ業界では十分といえる9億ドルの資金調達ラウンドを実施した。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)