ジロウは過去最高の売上高を発表、トゥルーリア買収を来週完了

ジロウは今日、決算発表で9230万ドルという記録更新の売上高を報告した。これは前年比58パーセント増で、また1株利益は非GAAP方式で0.24ドル、調整後GAAP方式では1株0.27ドルの欠損となったが、これは主にトゥルーリアの買収に伴う出費が原因だった。
アナリストによる事前予想では売上高が9千万ドル、1株利益が0.28ドルだった。一長一短の決算だったが、同社株価は時間外取引で2パーセント以上上昇している。
「シンプルに言って、2014年はジロウにとって記録更新の売上高、モバイル利用、『プレミア・エージェント』広告収入というめでたい1年でした」とジロウCEOスペンサー・ラズコフは述べた。
併せてジロウは来週の2月17日をもってトゥルーリア買収が完了すると発表した。昨年7月、同社は競合のトゥルーリアを同社株式で買収すると発表した。当時その契約金額は35億ドル相当と言われたが、株価変動があったため、18億ドル相当に換算される見込み。当初買収は2月1日前後をもって完了する予定だった。 だが昨年12月にジロウは、FTCからの報告事項要請に対応するため、期日が2月15日前後に延びると表明している。ようやくFTCは事前調査を終了したため、買収の計画は前進することになる。オーストラリアのヘッジファンド上位であるカレドニア・ファンドは両社に大型出資をしており、ジロウの20パーセント、トゥルーリアの27パーセントという大株主となっている。
また、ジロウの報告によると、オーディエンスの伸び率は2013年から57パーセントとなり、直近の四半期で7700万人が閲覧、なかでも12月の単月で4億2千万件の情報が閲覧されたという。3分の2近くがモバイル機器からの閲覧だった(週末はこの傾向がいっそう強い)。
このほかに決算で発表された数字を以下に挙げる。

  • 売上高は3億2590万ドルと、2013年の1億9750万ドルから65パーセント増
  • マーケットプレースの売上高は2億6720ドルと、2013年の1億5470万ドルから73パーセント増
  • 不動産部門の売上高は2億3900万ドルと、2013年の1億3290万ドルから80パーセント増
  • 住宅ローン部門の売上高は2820万ドルと、2013年の2180万ドルから29パーセント増続きを読む

(From the TechCrunch blog post. Thanks to Frederic Lardinois.)