ピヴォタルはハドゥープ・ディストリビューションとジェムファイア、グリーンプラム・データベースのオープンソース化を発表

ヴェンチャービートで今月すでにお伝えしたように、EMCとヴイエムウエアから分社されたピヴォタルは本日、同社のビッグデータ・ソフトウェアの多くをオープンソース化すると発表した。
この方針変更は、昨今ますます盛り上がりを見せているビッグデータの業界が徐々に淘汰の過程に入っていることを受けたものだ。ピヴォタルが制作するハドゥープ「ピヴォタルHD」ディストリビューションは、多種多目的のデータを保存、処理、解析するのに利用されており、今後はオープンソースのライセンス提供となる。併せてホークSQLエンジン、ジェムファイア、グリーンプラムといったデータベースソフトウェアもオープンソース化される。
ピヴォタルのプロダクト・マーケティング担当シニア・ディレクタであるマイケル・クッチはブログ記事で、今回のソフトウェア群を「世界初のオープンソース化されたデータ・ポートフォリオ」とうたっている。
今回の変更は、ヴェンチャービートでは以前にも報じているように予想されていたことで、ピヴォタルはしばらく前よりハドゥープの舞台から一歩退くことを模索していた。といってもオープンソース化することがハドゥープからの撤退につながるわけではない。示唆されるのはピヴォタルが今後ハドゥープのソフトウェア販売から直接の売上を狙うつもりがないことだ。
一方、ピヴォタルは競合してきたホートンワークスと新規パートナーシップを締結したと発表した。12月に株式公開した同社は、この数年来淘汰の進んだハドゥープ関連企業のなかでも、マップアールやクラウデラと並んで生き残った数少ない企業のひとつだ。
また、ピヴォタルはIBMSAS、アルティスケール、スプランクといったソフトウェア各社との連携を発表。オープン・データ・プラットフォームという名の「業界連合」に加盟する。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)