クラウデラは数ヶ月後の株式公開に準備万端か

クラウデラは、数ヶ月後の新規株式公開(IPO)へ向けた準備中であるとヴェンチャービートが取材した複数の情報源から判明した。
同社は、ビッグ・データ処理オープンソース・ソフトウェア「ハドゥープ」の商用ディストリビューションを販売しており、ヴェンチャービートが取材した情報源のうち、ある人物は5月に株式公開を申請すると述べた。べつの情報源の話では、第2ないし第3四半期になりそうだという。
同社のIPOは12月に先に実施したホートンワークスに続く見通しで、1億1500万ドルの資金調達となった。ホートンワークスの株価は初日に65%の上昇で26.38ドルで引けた。これにより同社の時価総額は11億ドルとなった。(ちなみにホートンワークスの株価は直近で22.44ドル近辺となっている)
加えて、ボックスはIPO初日に急伸し、ニューレリックも同様だった。これらの動向がクラウデラ幹部をして株式公開へ思い切らせたようだ。
クラウデラはといえば、第4四半期決算は「会心の一撃」だったと情報源の一人はいう。なお、これは1月31日を期末とする四半期である。
クラウデラはコメント要請に応じていない。
インテルは昨年、自前のハドゥープ・ディストリビューションを打ち切り、クラウデラの9億ドルの資金調達ラウンドで出資を行なった。これにより同社の評価額は41億ドル近くに達したことがリコード誌などの報道で判明した。
このほかに、ハドゥープ関連企業のピヴォタルは自前のディストリビューションの打ち切りを模索中であるとヴェンチャービートでも今月お伝えした。(ピヴォタルは「噂や憶測」にはコメントしないと回答した)また、同じくハドゥープ関連のマップアールは、今年の株式公開を目指しているとフォーチュン誌が先月報じている。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)