ブラッドリィ・ホロウィッツがグーグル・プラスの統括者に

グーグル・プラスの運営はまた変更があったようだ。テッククランチの入手した情報では(グーグルはその後公式に認めた)デーヴィッド・ベスブリスは同社のソーシャル・プロダクト兼アイデンティティ・ツールの統括者としての役割から退いた。後任はブラッドリィ・ホロウィッツで、彼は長らくグーグル・プラスのプロダクト担当ヴァイス・プレジデントを勤めてきた。
(更新情報)ホロウィッツは弊紙の報道について事実関係を認めた。彼自身のグーグル・プラスのなかで、併せて興味深い見解を述べている。グーグル・プラスが目的別に特化したサーヴィスへと分割されるというものだ。

ウワサになっているのは事実です。わたしはこのたび光栄なことに、グーグルの写真およびストリーム・プロダクトを運営することになりました。今回の変更は重要なもので、というのは弊社のプロダクトがしっかりと改善されたことをユーザの皆さんにもお伝えできることが欠かせないからです。

ベスブリスがグーグル・プラスの指揮を握ってからまだ1年も経っておらず、2014年4月にグーグル・プラスの生みの親であったヴィック・ガンドトラが退社したためである。
ベスブリスが2014年10月にリコード誌の取材に対し語ったところによると、グーグルはソーシャルでやっていくつもりで、グーグル・プラスは「長期的な取組み」だという。いまとなっては皮肉なことにも見える。
だがグーグル・プラスは消えてしまうわけではない。ただ、表舞台から退くことになるということ(弊紙では以前からそうなると予測してきた)。
月曜にバルセロナで開催されるモバイル・ワールド・コングレスに登場する予定となっている、グーグルのプロダクト担当シニア・ヴァイス・プレジデントであるサンダール・ピシャーイは、フォーブズとのインタヴューでグーグル・プラスから写真およびハングアウト機能が分離される可能性があると述べている。
「われわれの計画では、連絡機能、写真、グーグル・プラスのストリームが、3点の重点化する領域になります。これは、ひとつにまとまったものとは限りません」
また、この当時、グーグル・プラスについて所信を表明する役目を負ったのが、ベスブリスではなく、ホロウィッツだった。
「 シニア・ヴァイス・プレジデントのサンダール・ピシャーイがグーグル・プラス、フォト、ハングアウトの将来像について大事な表明を行いました」とホロウィッツは述べている。「これらの方向性については長い間注力してきましたので、ユーザの皆さんにお披露目できるのを楽しみにしています。
ホロウィッツが今後長期間にわたって後任を務めるのかは不明で、ピシャーイが検討している方向性次第となる。
また、これに併せて人事異動がやや大規模に行われているようだ。弊紙では具体的に入手した情報がないものの、士気の低下から離反が進行しているようだ。ガンドトラが退社して以来、1000人から1200人いたグーグル・プラスに関わったチームの半数近くがすでに離散したと内情を知る人物のひとりが言う。ただし、フォトおよびハングアウトではスタッフ増員があったという。
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(From the TechCrunch blog post. Thanks to Ingrid Lunden.)