ピーター・シールがワイコンビネータにパートタイム・パートナーとして加入

ピーター・シールはペイパルやパランティアの共同創業者で、投資家としてもヘッジ・ファンドのクラリウム・キャピタル・マネジメントやヴェンチャー・キャピタルのファンダーズ・ファンドを設立するなど、大きな実力をもつ。彼は先日、シリコン・ヴァレイのインキュベータであるワイコンビネータにパートタイム・パートナーとして加入した。
「ペイパルやパランティアを設立し、フェースブックに最初に投資した経歴をもつピーターは、この15年間にわたってもっとも重要なテクノロジ企業の数社に携わってきました。また、個人としてもファンダーズ・ファンドのパートナーとしても、これらの企業の創業者たちは口を揃えて彼がきわめて賢明な戦略的助言を与えてくれたと語っています」とワイコンビネータのプレジデントであるサム・アルトマンはこの人事を発表するブログ記事で述べている。「彼はこれまで数多くのワイコンビネータ企業と仕事を共にしてきており、わたしたちは今後一緒に仕事ができることを喜ばしく歓迎します」
シールがファンダーズ・ファンドの仕事を続けるという事実から、敏感な方はひとつの懸念にお気づきのことと思うが、ワイコンビネータはそれに対する対策もとっている。
「ピーターはワイコンビネータに所属する企業には今後投資することはなく、デモ・デイ参加企業にも最低3ヶ月は投資しません(ピーターの投資業務にも適用されます)。これにより、利権の濫用を防止することができます」とアルトマンは述べる。
ワイコンビネータは現在10人のパートタイム・パートナーがおり、アレクシス・オハニアン、ジェシカ・リヴィングストン、ポール・ブックヘルトが挙げられる。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)