ホワッツアップがグーグル以外では2番目に10億ダウンロード達成

フェースブックが昨年ホワッツアップ買収に投じた金額は大きすぎたのではないかとの声が数多くあったものの、モバイル・メッセージング・サーヴィスである同社は12か月が経過した今も優秀な数字を生み出している。実際、アンドロイド向けホワッツアップ・アプリはなんと10億ダウンロードを達成した。グーグル以外でこの快挙を成し遂げたのはホワッツアップが2番目である。
この数字が判明したのは、グーグル・プレイではインストール画面において、過去実績が幾つかのレンジで分類されており、ホワッツアップは「10ー50億」に入ったためだ。もっとも、この数字は10億人がアクティヴにホワッツアップを利用していることを意味するわけではない。ホワッツアップは1月、iOSとアンドロイドを合わせて7億人の月間アクティヴ・ユーザ数に達し、そのうち70パーセントが毎日利用するアクティヴ・ユーザであることを公表した。
その後2か月間でこの数字が伸びたことは明白だが、正確には延べ10億人以上のダウンロードのうち何人がアクティヴ・ユーザであるかは把握できない。

また、特筆に値するのは、グーグルが端末ベースでなくアカウント・ベースで集計している一方で、アンインストール数を計算に入れていないことだ。というわけで、10億人(あるいは)端末のうち全員がアプリをインストールした状態とは限らない。だが、この快挙を達成したアプリはごく一部で、Gメール、グーグル・マップス、ユーチューブのほかには、グーグル以外では昨年フェースブックが大台に乗せたのが初めてである。
今回ホワッツアップが加わったことにより、フェースブックは2つのアプリが10億アンドロイド・インストール数を達成したことになる。
220億ドルはそれでも破格の値段といえるが、フェースブックはモバイル・メッセージング企業を買ったときに何にお金を払ったのかはっきり認識しており(将来だ)、私たちの同時代に数知れずある通信手段の山に埋もれず、現在も非常に重要な企業であることを示すことに成功した。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Paul Sawers.)