AMDのCEOを務めたローリー・リードがデルに加入へ

ローリー・リードはチップメーカーであるアドヴァンスト・マイクロ・デヴァイセズCEOを務めたほか、レノボとIBMで幹部を務めたが、近日中にデルに加入する見通しとなった。デルは最近非上場となったコンピューティング企業で、早ければ月曜日にも人事が正式発表となる。同社に関係する複数の人物が明かした。
金曜日の時点では、リードの役職と肩書きについては明らかになっていないが、一部の話では「Cレベル」の役職をエンタープライズ・グループで担当するという。直属する上司はチーフ・コマーシャル・オフィサーのマリウス・ハースとなる。
リードは昨年10月、AMDの取締役から唐突に解任され、その後任は当時のCOOリサ・スーが引き継いでCEOとなった。
彼は2011年にAMDにCEOとして加入した。これは前任のCEOダーク・メイヤーが同年取締役から解任されたことによって8か月を要した人材選出の末であった。リードは在任した3年間の大半を費やして全面的な人員整理と組織改編を行なった。インテルと競合関係にあるチップメーカーの同社はPC向けマイクロプロセッサやグラフィックス・チップを製作しており、サーバ向けチップも取り扱う。
AMD加入前には、リードは中国のPCメーカー大手レノボアメリカ国内部門を統括し、2007年に売上高と利益の両面で業績をあげた。彼がレノボに加入したのは、23年務めたIBMのPC部門売却後のことである。ビッグ・ブルーことIBMは2005年にレノボに17億5千万ドルで同部門を売却した。
併せて月曜日にデルは、ポール・ペレスをエンタープライズ・グループ担当チーフ・テクノロジ・オフィサーに起用したことを正式発表する見通し。直属の上司はハースとなる予定。ペレスはこれまでにシスコ・システムズのユニファイド・コンピューティング・システム(UCSプロダクト)担当ヴァイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャを務めた。同事業は同社に30億ドルの年間売上高をもたらしている。
ペレスのシスコ退任はネットワーク・ワールド誌が最初に報じた。また、彼のデルへの加入が近いことはCRNが最初に報じた。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Arik Hesseldahl)