ミアカットがグレイロックから1200万ドル資金調達(4千万ドルの評価額)へ

もしあなたがテッククランチを読んでいるのなら(もっとも、いまあなたは読んでいるのだが)おそらく、ミアカットのことは聞いたことがあるだろう。というか、SXSWの注目を一身に集めた同社アプリの、ライヴ・ブロードキャスティングの流行に遅れないよう願っている一人ではなかろうか。ミアカットは決して「ヨー」のような一発屋ではない。
テッククランチが事情をよく知る複数の人物に取材したところ、ミアカットは近日中にグレイロックのヨッシ・エルマンを主幹事とするシリーズBラウンドで1200万ドルを資金調達する見通しだという。このラウンドに関与したのはエンジェル投資家も含まれる。取材した人物のひとり(匿名を希望した)によれば、ミアカットの資金調達後の評価額は5200万ドルにも達するという。また、グレイロックが投資額の過半を握る(900万ドルから1千万ドルの間)見込みで、シリーズBにより発行される同社新株の残りはエンジェル投資家たちによって配分されるという。
ミアカットは、SXSWで話題をさらったブロードキャスティング・アプリで、この数週間という短い時間で既に将来を期待する声が挙がっており、ツイッターはミアカットの競合とされるペリスコープに対し買収交渉を行なっていると報じられている。
ツイッターが1対多数のライヴ・ブロードキャスティングを承認する一方で、ミアカットからの同社ソーシャル・グラフへのアクセスを一部不可とする動きがあったが、ミアカットが資金調達モードへと進んだことで幾分この緊張は和らいだとみられる。
ミアカットは(会社名はライフ・オン・エア。社名変更前はイーヴォ)シード・ラウンドとシリーズAにより350万ドル以上を1月末までに調達している。だがミアカットが先月急激に普及を獲得したことにより(今週はじめ時点で16万ユーザを達成)シリーズBへの進展がいよいよ現実味を帯びてきた。
弊紙取材によると、ミアカットはすでに30万ユーザを達成しており、このうち20万ユーザ以上はiOSアプリからの利用だという。
木曜日、ザ・インフォメーション誌が報じたところによれば、ミアカットはグレイロック・パートナーズとの協議に入っており、その後ビジネス・インサイダー誌のアリソン・ションテル記者とスティーヴン・ツイーディー記者がこの報道の裏付けを得て、資金調達前すでに4千万ドルの評価額となっていると報じた。
このベラボーともいえる巨額調達には憶測が飛び交っているが、弊紙の取材でもシリーズBによって同社評価額は4千万ドルを超えるとの情報だ。続きを読む
(From the TechCrunch blog post. Thanks to Jordan Crook.)