IBMがウェブ・クロール・エンジンのブレッコーから「一部事業資産」を買収

テクノロジの巨人であるIBMは本日、スタートアップであるブレッコーのテクノロジを買収したと発表した。
同社はウェブ検索エンジンを開発しており、想定する競合としてダックダックゴー、マイクロソフトのビング、そしてグーグルのほか、各社ソーシャル・ニューズ・ツールにも対抗してきた。同社のもつテクノロジのうち、IBMがどこまで買収したのかは現在のところ不明である。ヴェンチャービートの取材に対し、IBMのスポークスマンは即時の回答を控え、「一部の事業資産」とだけ述べた。ブレッコーのホームページには明確な説明がなく、ブレッコーは「わが社のテクノロジとチームの一員はIBMのワトソン事業に加入しました」と表明している。
「これがきっかけとなり、ワトソンをベースとしたプロダクトやサーヴィスはIBMとパートナー企業各社との協働で提供され、今後の進展を計画しているコンテントへのアクセスが一層便利なものとなる見通しです」とIBMはこの発表を行なったブログ記事で述べている。
今回の買収の前にIBMはアルケミAPIを買収している。
契約条件については公表されていない。
ブレッコーは2007年に創業され、カリフォルニア州レッドウッド・シティを本拠としてきた。同社に出資しているのはマーク・アンドリーセン、ロン・コンウェイ、CMEAキャピタル、ピヴォットノース・キャピタル、USヴェンチャー・パートナーズなどが挙げられる。
ブレッコーの検索結果画面として、フェースブックの同社ページに掲載されているものを下に転載する。続きを読む

(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)