リンクトインが連絡先情報管理ツールのリフレッシュを買収

プロフェッショナル向けネットワーキング・サイトのリンクトインは、リフレッシュを買収したと木曜日に発表した。同社は設立3年のモバイル・アプリ制作者で、フェースブックツイッターなど他社サーヴィスから連絡先データを書き出して目的別に応用して使われている。
取引の詳細条件は非公表だった。
リフレッシュ・アプリは4月15日までとなり、新規ユーザ受付は中止する。
ミーティング設定に使われることの多いツールであるリフレッシュは、ソーシャル・メディアのアカウントからデータを書き出し、写真をはじめとするオンライン公開データのほかユーザのイーメール、予定表、属性などを収集してユーザが連絡をとりたい相手の詳しい情報を一覧化する。
リンクトインには競合するアプリ「コネクションズ」がある。同社はリフレッシュのもつ技術をうまく取り入れるための方法を模索しており、たとえばコネクションズのアプリに合流させたり、リンクトインのウェブサイト上で提供する選択肢が検討されているとリンクトインのスポークスマンは述べた。
リフレッシュはCEOバーヴィン・シャアとCTOポール・タイマにより設立され、アーリーステージ投資家のヘイスタック、ファンデーション・キャピタル、CRV、レッドポイント・ヴェンチャーズなどから約1千万ドルを資金調達している。シャアは合衆国厚生省のアフガニスタン支局で嘱託職員をしていた2004年に政府当局で利用されていた名簿を見ているときに創業を思い立ったという。
リフレッシュの15名の従業員のうち12名がリンクトインのマウンテン・ヴュー本社で来週から勤務する予定となっている。続きを読む
(From the Digits blog post. Thanks to Deepa Seetharaman.)