イメージャがオンライン出版社および個人向けに画像の貼付け機能を開設

写真ホスティング・プラットフォームのイメージャは、出版社やブロガーが自らのコンテントをカンタンに活用できるのが特徴で、今回新たに開設された貼付け機能によって、利便性が向上した。
たとえばあなたがユーチューブで見つけた動画をどこかに貼付けるときのように、イメージャで共有されているコンテントが「貼付け」ボタンをメニューから選ぶだけで、自分のページに載せるためのコードが取得できる。
このコードを貼り付けると次のようになる。

2009年に創業されたイメージャは150万件の画像が毎日アップロードされており、月間ユニーク・ユーザ数では1億3千人が利用する。写真やGIF画像のホスティング・プラットフォームからはじまったこのサーヴィスは、集まるユーザがディスカッションや人気投票、コメント投稿でコミュニティを形成できるようになっている。
サン・フランシスコを本拠とする同社は、これまで数回にわたってプラットフォームの作り替えを実施してきた。その原資の一部は昨年資金調達した4千万ドルから出ている。2月にはユーザが動画からアニメーション化したGIF画像を作成できるツールを開設し、その後にはサイト内コンテントの検索エンジンを刷新するとともに、6周年を記念してiOSアプリの全面一新を実施した。
これまで、イメージャの画像を二次利用したい人はまずその写真をデスクトップに保存し、自分のサイトにアップロードし直す必要があった。もちろん、元画像の制作者を記載するのも手作業だった。今回の変更のおかげで、貼付け用リンクを使えばダウンロード/アップロードの手順が不要となるだけでなく、自動的に元画像の制作者名が記載されるようになる。
「イメージャにあるコンテントを日常的に自分のサイトに貼り付けたい人の需要はかなりのものでした」とイメージャのプロダクト・マネージャを務めるクリス・ガレーロは説明している。「それでも、この作業はかなり骨の折れるものでした。今回新しく開設した貼付け用リンクを使えば、たった1行のHTMLコードをコピー/ペーストするだけで用が済むのです」
コンテントを貼付けたい人は多く、そのためウェブ企業の多くは消費者の心をつかむための手段として積極活用し、流行を生み出すきっかけとしている。その代表はユーチューブだろう。フェースブックでも、しばらく前からユーザに貼付けを許可しており、数週間前からはフェースブック内で共有した動画をどこにでも貼付けられるよう方針変更を実施している。3月にはツイッターも動画貼付けができるようになった。2011年時点では、動画の貼付けはツイート内にリンクを記載する方式だった。今回のイメージャの新機能は本日から開始され、モバイル利用を大前提につくられたと同社は謳っている。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Paul Sawers.)