グーグルがアイオワ州のデータ・センターに10億ドルの追加投資か

グーグルは15億ドル規模のデータ・センターに追加投資を実施し、アイオワ州で最大の商業開発プロジェクトとなる見通しであることが判明した。
デモイン・レジスター誌によると、グーグルはアイオワ州当局に対しカウンシル・ブラフズとよばれるプロジェクトへの助成金を申請する見通しだという。レジスター誌はアイオワ州商業開発協会の調査報告書を引用して次のように報じている。

グーグルは2007年にカウンシル・ブラフズ・プロジェクトによって数百万ドル規模のデータ・センターを建設する計画をアイオワ州に提出した。同社はその後、総額15億ドル近くを投じ1千エーカーの用地を取得したとレジスター誌は報じている。
今回10億ドルを追加投資することで、グーグルがカウンシル・ブラフズ・データ・センターに投じた金額は累計25億ドルに達し、アイオワ州では最大の商業開発案件となった。

レジスター誌によると、アイオワ州はすでにデータ・センター・プロジェクトに対し1680万ドル相当の税制優遇を付与しており、さらに検索の巨人である同社は1980万ドル分の控除特例を申請したという。この申請が承認された場合、見返りとして同社は同地区で70人の雇用を創出することが求められる。
ヴェンチャービート誌の取材に対し、グーグルは即時に回答を行なわなかった。
だが、グーグルの「カウンシル・ブラフズ」プロジェクトは金曜日に開催されたアイオワ州経済開発協会の会合でも説明資料に掲載されている。
グーグルにとって、データ・センターに10億ドル規模の投資を実施することは2014年時点ですでに想定されていたことで、ギガオム誌の報道によれば、同社は「用地不動産購入、生産設備、データ・センター建設」のため110億ドルを投じたという。
さらに、レジスター誌はアイオワ州でのデータ・センター建設は増加傾向にありマイクロソフトが20億ドルのデータ・センターを建設中で、フェースブックも現在建設中のセンターがあると述べている。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Daniel Terdiman.)