ジンガの事業再生にとってモバイルがいかに重要かを示す1つのチャート

創業者マーク・ピンカスがCEOに復帰したばかりのジンガでは、モバイルへの取り組みが急課題となっており、このタスクは短期で終わった先代CEOダン・マトリックの肩にも試練として重くのしかかっていた。
ジンガをソーシャル・ゲーミング企業と考える人はいまでも多く、かつてフェースブックでやることといえばゲーム通知を受け取ること以外とくになかった時期から、そのユーザからの印象は根強い。フェースブックが2012年にアルゴリズム変更を実施し、ゲームに関心がある人以外には目につかないように設定したことで、ジンガの成長は失速した。
失速のその後だが、リコード誌がスーパーデータから提供を受けたデータで作成したチャートを見ると、ソーシャル・ゲーム自体が低迷していたことがわかる。一方、モバイル・ゲームはずっと成長しつづけてきた。

ソーシャル・ゲーミングの売上高がピークに達したのは2012年5月の2億6800万ドルで、その1年後の2013年7月にはモバイル・ゲームが2億7100万ドルとなり、追い抜かれている。
現在は2倍以上の開きができている。また、このチャートは合衆国のみを対象としており、スーパーデータの試算ではアジアにおけるモバイル・ゲーミングの売上高は2014年に約113億ドルとなり、合衆国の3倍近い数字となっている。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Eric Johnson.)