ホワッツアップが8億ユーザを達成し今年中に10億人へ

ホワッツアップは月間アクティヴ・ユーザ数が8億人に達した。この成長ペースを今後も続ければ、モバイル・メッセージング・アプリは今年中にも10億人の大台に乗せる見通しだ。
ホワッツアップCEO兼共同創業者ジャン・クウムは金曜日午後、フェースブックの自分のページでこの数字を公表した。フェースブックが昨年220億ドルで買収した同社アプリは8月以来、4か月で1億人のペースで月間アクティヴ・ユーザ数を増加させている。8月時点のユーザは6億人だった。1月にホワッツアップは7億人達成を発表した。ホワッツアップは同種のアプリのなかでは世界でもっともユーザ数が多く、フェースブックメッセンジャーを上回る。また、世界各地でテキスト・メッセージングを利用する人がホワッツアップに乗り換えている。ホワッツアップは先日、アプリをつかって通話を受けられる機能を開設した。
フェースブックが10億人の大台を達成するには約8年を要した。フェースブックは現在14億人の月間ユーザがいると発表しており、同社のメッセンジャー・アプリは6億人が利用しているという。
同社創業者でCEOのマーク・ズッカーバーグは、今後ホワッツアップによる同社純利益の上乗せが見込まれるが、効果が出るのは10億ユーザを達成してからだと述べた。1月に彼はホワッツアップについてフェースブックの事業全体への多大な貢献が期待されるとの考えを改めて言明した。
「メッセージングについての考え方をいえば、まだわたしたちは大きな変化のとっかかりに足をかけたばかりです」とズッカーバーグは同社の第4四半期決算時に行なった電話会見で述べた。「わたしたちがいるのは、ちょうどフェースブックで2006年から2007年の時期に相当します。つまり、フェースブックがただのコンシューマ・プロダクトだった時期です。その周辺で成り立つようなビジネスは生まれてなかったのです」続きを読む
(From the Digits blog post. Thanks to Deepa Seetharaman.)