アップルのヴェテラン広報担当幹部ナタリー・ケリスが引退へ

アップルのヴェテラン広報担当幹部ナタリー・ケリスが14年間務めた同社を退社する。通信技術統括者への昇進を断念したことを受けたものだ。ケリスはアップルのアイポッド、アイフォーン、アイパッド、マックブック・エア、そして最近ではアップル・ペイ、アップル・ウォッチに至る数多くの時勢を飾ったプロダクト発表の担い手として全体を指揮してきた。
彼女は同社の前首席経営執行役員ティーヴ・ジョブズとの連携で多くの仕事を歴任してきたが、最後のメッセージとしてジョブズの格言を引用したツイートを投稿した。

ケリスはアップルで広報統括者を務め昨年引退したケーティ・コットンの後任として知られていた。広報統括代理のスティーヴ・ダウリングが先週、通信技術担当ヴァイス・プレジデントに任命され、暫定的な役職から公式な役職へと昇進を決めた。
ケリスは退社にともなって短い声明文を発表した。そのなかで彼女は、2週間イタリアで家族と一緒の時間を過ごした後「人生を楽しむ」ために引退を決断したと述べている。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Dawn Chmielewski.)