コネクテッド・カーが寄与しAT&T契約数は増加したが第1四半期の営業利益率は減少

AT&Tは水曜日、第1四半期に同社ネットワークへのワイヤレス契約数は120万台の増加となり、このうち68万4千台がインターネットに接続するコネクテッド・カーだったと発表した。
四半期の売上高は前年同期とほぼ横ばいの326億ドルとなったが、この1年間で一部資産売却を行なったことから、実質では1パーセント強の増収といえる。純利益は32億ドル、1株利益は61セントとなり、前年同期実績の37億ドル、70セントと比べ減益となった。税引き調整後の1株利益は63セントで、ウォール・ストリートのアナリスト予想をわずかに上ぶれ着地となった。
ワイヤレスについては、同社はプリペイド携帯事業「クリケット」での減益が響き、また家族内データ接続量共有プランへの乗り換えが進んだことが影響した。ワイヤレス事業の営業利益率は24.5パーセントで、前年同期の28.3パーセントから減少した。
AT&Tはプリペイドを除く会員数が44万1千人の増加となり、新規スマートフォン契約の70パーセントは分割払いを選択せず一括払いの購入となったと発表した。
前の四半期決算でAT&Tは200万人の会員数増加となったが、このうち15万人は一括払いスマートフォン契約だった。
同社は現在事業再編の過程にあり、ディレクTVの買収が第2四半期中にも完了する見通しで、このほかメキシコへの進出も予定している。AT&Tの発表によると、買収完了後3年目をめどに年間費用削減効果が25億ドルを超える見通しで、従前の推計だった16億ドルから上方修正された。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Ina Fried.)