トゥイリオが1億ドルを資金調達し10億ドルの評価額に
通信技術企業トゥイリオはシリーズEラウンドにより1億ドルを資金調達し、同社の評価額は10億ドルに達したことが本日発行された調査報告により判明した。
フォーブズによる報道では、調査会社「VCエキスパート」がデラウェア州に提出された書類のなかでとくに高額なラウンドを実施した場合得られる情報をもとに特定されたという。弊誌ではトゥイリオとVCエキスパートにそれぞれ真偽の問い合わせを行なっているところだ。
フォーブズの報道によると、今回のラウンドによってトゥイリオの累計調達金額は2倍以上に増える。同社はこれまで4度にわたるラウンドにより1億300万ドルを資金調達しており、直近の2013年6月に実施したシリーズDラウンドでは7千万ドルを調達した。このラウンドに共同主幹事として参加した投資者はベセミア・ヴェンチャー・パートナーズ、ドレーパー・フィッシャー・ジャーヴェソン、レッドポイント・ヴェンチャーズである。このラウンドでは同社の評価額も同様に(前回は5千万ドル)倍増した。これによって同社は「ユニコーン・クラブ」入り(ヴェンチャー資金により評価額10億ドルを超した企業を指す用語)となった。
トゥイリオの首席経営執行役員ジェフ・ローソンに前回取材した際、彼が弊誌に対し語った内容では、年間1億ドルの売上高見通しを2014年に達成したという。また、7日ごとに年額換算で100万ドル相当の売上増を実現してきたという。これはちょっと注意を要する数字で、現在の売上高が今後12か月にわたって同じペースで発生することを前提にした計算だが、未公開企業ではその成長の強さを測るうえで頻繁に使われる指標である。
トゥイリオはディヴェロッパが開発しているアプリで電話機能を付加できるサーヴィスを提供し、通話から、テキスト送信まで対応している。同社サーヴィスでは電話ネットワークの構築も請け負っており、顧客企業の制作したアプリを世界各地の電話ネットワークに接続する。3月に同社はビデオ通話サーヴィスを開設した。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Dylan Tweney.)