スナップチャットはディスカヴァーの広告価格を引き下げ

スナップチャットは「ディスカヴァー」セクションに表示される広告の価格設定を更新し、新価格は数ヶ月前に広告主が支払っていた金額から引き下げとなった。
スナップチャットの広告統括者であるニック・ベルが木曜日にニューヨークで開催されたニューフロント・コンファレンスのプレゼンテーションで述べた話では、同社は現在、アプリのディスカヴァー・セクション内広告につきマーケターに1回当たり2セントの表示料金を課しているという。これについてはアドエージ誌が最初に報じた後リコード誌が独自取材で事実確認をとった。
これを試算すると1千回当たり20ドルという料金になる。ディスカヴァーが開設されて1か月が経過した3月時点でリコードは同社の広告料金が1千回当たり100ドルだと報道していた。
1月に開設されたディスカヴァーは、アプリ内に設置されるセクションで各種媒体から集められた動画や記事の視聴が可能になる機能だ。CNN、ヴァイス、ESPNなどが発信者となっている。10秒間再生される広告は、ユーザがコンテントを切り替えるため画面をスワイプするときに流される。
スナップチャットの広告価格はかなりの値下げとなったが、さほど驚くようなことでもない。スナップチャットはこれまで広告欄の販売を(少なくとも標準では)実施してこなかった。
マーケターは新形式の試験運用に比較的高額な対価を払ってきた。だが広告では通例、需要と供給が落ち着くと価格も均衡点に達する。
とはいえ、スナップチャットはマーケターが当初設定した価格を今後も支払う意思を見せていれば、今回のような料金引き下げには着手しなかっただろう。スナップチャットとコンテント配給元は共同で広告収入を分け合い、営業成果に応じた配分を協議する。
4月にスナップチャットは初期型の広告「ブランデッド・ストーリーズ」をいったん打ち切りとした。もっとも、仕切り直しが済んだところで何らかの形態で再開される見込みはある。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Kurt Wagner.)