ユーバは近日中に１５億ドルないし２０億ドルを資金調達し５００億ドルの評価額達成か

オルタナティヴ・カー・サーヴィスのユーバは、近日中に１５億ないし２０億ドルの資金調達ラウンドを実施し５００億ドルを超える評価額に達する見通しであることが、昨晩報道で判明した。
同社の評価額はさらなる上乗せとなる見通しで、２０１４年１２月に実施した資金調達後のユーバの現在の評価額は４１０億ドルとなっている。ウォール・ストリート・ジャーナルが複数の匿名の情報源から聞いた話として報じた。
この報道では新規ラウンドに参加する投資家の具体的言及はなかった。ユーバはヴェンチャービートの取材に対し本件についてコメントする内容はないとした。
この報道は、前回ユーバがゴールドマン・サックスのプライヴェート・ウェルス・マネジメント部門の顧客から転換社債により１６億ドルを資金調達したことを公式に認めてから、４か月と経たずに伝わった展開である。
ユーバはこれまでほとんどすべての手法を利用して世界各地から資金を調達してきた。その過程では規制当局からの介入や、進行中の訴訟案件や、新型プログラムの開設や、カーネギー・メロン大学との提携プログラムの成約に至る顛末があった。
今回の新規資金はユーバにとって、買収の推進に役立つとみられる。同社は最初の買収となる地図情報企業デカルタを３月に買収した。今週ユーバはさらに３０億ドルを投じてノキアの地図情報部門「ヒア」に買収提案を行なったと報じられている。ユーバがこれまでに調達した累計金額はほぼすべての未公開企業を凌駕するものとなっている。
５００億ドルという数字はいかにも凄まじい圧巻で、これまで急成長を遂げてきたエアｂｎｂ（直近の評価額は２００億ドル）やスナップチャット（１５０億ドルとの報道）からさらに差額を広げるものとなる。中国のシャオミーは２０１４年期末時点で４５０億ドルの評価額となっているとみられるが、それでもユーバの新規調達による評価額には届かない。
サン・フランシスコを本拠とする同社は２００９年に創業された。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)