グーグル・プラスがシェアード・サークルのボタンをひっそりと取り下げ

グーグル・プラスは、ユーザ同士でグループ内のユーザ限定でソーシャル・ネットワーク上のコンテントを発見共有できる機能「シェアード・サークル」のボタンを取り除いた。
この機能ではグループあるいはサークルを自分で作成すると、自分のサークルにユーザを招待したりできる。サークル間でのユーザの移動や、グーグル・プラスで投稿した内容を横断して共有することもできる。だが、サークルをひとつ選んでそこで何かを共有したいと思っている人は残念。もうこの機能はボタンが廃止されて使えなくなった。
グーグルはヴェンチャービートの取材に対し、事実関係を公式に認めた。グーグル・プラスは数日前にコンテントを共有するための新機能「コレクションズ」を開設していた。
「コレクションズを先週発表したことを受け、弊社ではグーグル・プラスをよりわかりやすく使っていただけるよう、ユーザ・インタフェースの変更を実施しました」とグーグルのスポークスパーソンがヴェンチャービートに送信したイーメールによる回答で述べている。「弊社はこの機能が必ずしもユーザの利便性向上に寄与していないと判断しました。ユーザの方々は友達に、この人をフォローしたらどうか、このページがオススメだよと直接働きかけ、投稿のなかでそれを言及するという使い方を好んでいることがわかりました」
このニューズが最初に判明したのは、自然なことだが、グーグル・プラス内での投稿だった。
「エイジェイ・シュビッグとジョン・R・エリスは弊誌に対し、サークル内でシェア・ボタンが消えたことについて説明をしてくれました」とグーグル・プラスの分析サーヴィスである「サークルカウント」は昨日グーグル・プラスの投稿で述べた。同サーヴィスはウェブサイトでシェアード・サークルをリスト表示している。「データベースの検証を行なったところ、この1日半のあいだシェアード・サークルの新規作成が完全に消えたことが判明しました」と同サーヴィスはつけ加えている。
「主要な寄稿者であるジョン・エルストン、マーク・アンドレ・ボーチャム、ジョン・スキーツの3人はシェアード・サークルが調査したところ、このシェアード・サークルはその役目を終えたことが判明しました」
グーグルは2011年9月にグーグル・プラスにシェアード・サークル機能を新設した。これはグーグル・プラスが開設されて3か月後のことだった。このサークルはグーグル・プラスのアカウント250名分を上限としていたが、その後上限は500名まで引き上げられた。ツイッターのリストやフェースブックのグループ機能と似たようなものである。
2013年10月時点でグーグル・プラスは3億人の月間アクティヴ・ユーザを集め、これらのユーザはグーグル・プラスのコンテント・ストリームを視聴あるいは訪問した数をもとに計測されている、とマーケティング・ランド誌が発表していた。
グーグルはその後、グーグル・プラス利用状況の確認できる数字を公表してこなかった。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)