スクエアがスモール・ビジネス向けキャッシュ前渡しプログラムで4月に25百万ドルを貸付

スクエアはスモール・ビジネス向けキャッシュ前渡しプログラムに向け精力的に待機資金増強に取り組んできた。今回同社が調達した資金は、コルチス・キャピタル、ヴィクトリー・パーク・キャピタルを含む3社の投資家から集めた。スクエアのスポークスパーソンは今回の契約について、数億ドル規模で同プログラム向けの待機資金に宛てられる見込みで、既にスクエア自身が用意した貸付金と合わせられると述べた。
先月、スクエア・キャピタルは同社の顧客を対象にキャッシュ前渡しプログラムを開設、25百万ドルを投入した。このペースが継続するならば、同社はスモール・ビジネス向けに2015年末までに3億ドルの前渡し金を貸し付けることになる。
昨日、ペイパルは18か月間で累計5億ドルをスモール・ビジネスに貸し付けたと発表した。ペイパルと同じようにスクエアは既存の顧客ベースを活用して、キャッシュが入用な場合に貸付を実施するプログラムをプラットフォームに組み入れることができる。スモール・ビジネス向けツールを豊富に備える同社は、スクエアから借り入れたキャッシュを返済する能力が高い加盟店を対象に報奨金を支給する取り組みを始めた。
スクエアの貸付金の累計はピアツーピア型ローンのレンディング・クラブからやや遅れをとっており、直近の四半期でレンディング・クラブは16億3千万ドルを貸し付けた。しかしレンディング・クラブは2007年創業で、それに対しスクエア・キャピタルはまだ1年も経過していない。スクエアは最初の1年で1億ドル近くを貸し出した。レンディング・クラブやオンデック・キャピタルはこの1億ドルに到達するまで、開設から3年半ないし4年を要した。この増加率をみれば、スクエア・キャピタルはピアツーピア型ローンの競合他社に脅威を与えるだけの勢いがあるとみられ、数年後が注目される。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Ruth Reader.)