ニューレリックとホートンワークスが好決算を発表し上昇

ニューレリックとホートンワークスは、共通点として主要投資家でヴェンチャー・キャピタリストのピーター・フェントンが参画していること、昨年同じ日にIPOで上場したことが挙げられるが、また両社は同じ日に四半期決算を発表し、いずれもアナリスト予想を上回った。
ニューレリックは1株あたり22セントの赤字と、事前にアナリストが予想した25セントの赤字から上ブレ着地となった。同社株価は時間外取引で6パーセント超の上昇となった。売上高は3340万ドルで、これも予想された3030万ドルを上ブレした。同社は昨期、1億1千万ドルの売上高となり、これも予想を上回った。今期見通しについては、売上高が1億55百万ないし1億59百万ドル、損益は95セントないし1ドル3セントの赤字を見込む。これに対し事前予想は1億47百万ドル、1株損益は1ドルの赤字とみられていた。
CFOリウ・サーンはインタヴューでニューレリックのクラウド・ソフトウェアの売れ行きについて、エンタープライズ向けウェブ・アプリケーションのパフォーマンスを測定するソフトが好調だったと述べた。ニューレリックはまた昨年2種の新プロダクトを発売し、合計3種となった。同社の顧客層の15パーセントは2種以上を利用しているという。「わが社はお客様と共同作業するためのソフトウェアを制作しており、そのことがお客様にも安心を感じていただいているようです」とサーンは述べた。
一方、ホートンワークスはハドゥープのソフトウェアおよびサーヴィスを販売する企業で、とくに大企業が巨大なデータを解析するために利用し、経費の削減などに役立てている。決算および今期見通しが事前の予想を上回ったことから、同社株価は時間外取引で12パーセント超の上昇となった。
ホートンワークスは1株あたり77セントの赤字を発表し、これはアナリスト予想の86セントの赤字を上ブレ着地となった。売上高は167パーセント増の2280万ドルで、事前予想の1800万ドルを上ブレとなった。同社発表によると、今期の売上高は95百万ドルないし97百万ドルを見込む。これも事前予想の8550万ドルを上回った。
ホートンワークスのプレジデントであるハーブ・クニッツはインタヴューで、ホートンワークスの顧客はプロダクトやサーヴィスの利用を徐々に増大させており、これが売上増につながったという。ホートンワークスの顧客がプロダクトやサーヴィスに支払う料金は、平均すると前年同期比で43パーセント増となったと彼は述べた。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Arik Hesseldahl.)