キング・デジタル四半期決算は予想上ブレも業績予想が期待を下回り株価急落

キャンディ・クラッシュ・サガのメーカーであるキング・デジタルは本日、3月末を期末とする四半期決算を発表した。同社の最終損益は1億97百万ドルの黒字、1株利益は61セント、売上高は5億7千万ドルだった。ウォール・ストリートでの事前予想は1株利益53セント、売上高5億63百万ドルだった。
キング社の業績予想は、しかし、2四半期にわたって弱含みとなる見通しで、第2四半期のブッキングズは4億9千万ドルないし5億2千万ドルの間と発表された。これは同日取引開始前時点でのアナリストの予想平均値を下回った。
時間外取引でキング社の株価は12パーセント近く下落し、執筆時点で13.25ドルをつけている。昨年7月から同社はIPO価格の22.50ドルを回復できずにいる。
投資家向け電話会見でCEOリカード・ザコーニは同社の計画ではカジュアル・ゲーミング部門の強化と新世代のカジュアル以外のジャンル開拓を目指すと述べた。COOステファニー・カーガンは、カジュアル以外のゲームにおいては今年末までに2作を発表する見通しで、このうち1作は資源管理ゲームの「パラダイス・ベイ」と、もう1作はタイトル未定の中級者向けゲームだと述べた。
月間アクティヴ・ユーザ数は5億5千万人で、前年同期の4億81百万人から増加した。月間ユニーク有料会員数は前年同期比28パーセント減となったが、キング社によると平均でユーザあたり5ドルと、前年同期比23パーセント増となったという。
直近の四半期において、ウォール・ストリートは同社がこれまでキャンディ・クラッシュ・サガのヒットに偏重してきた路線を転換したことを高く評価していた。同ゲームからの売上高比率は50パーセントを下回った。キャンディ・クラッシュ以外のタイトルは第1四半期で62パーセントを締めるに至り、この傾向は進行中である。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Eric Johnson.)