パンドラがテックスターズ出身の音楽アナリティクス企業ネクスト・ビッグ・サウンドを買収

本日パンドラはネクスト・ビッグ・サウンドを買収したことを公表した。設立6年のアナリティクス・サーヴィス企業は音楽業界をターゲットに事業を行なっている。
ネクスト・ビッグ・サウンドの既存サーヴィスは今後もパンドラ傘下で通常業務をつづける。
今回の買収からは、アップルが1月にメディア・アナリティクス企業セメトリックを買収したことを受けた同様の意図が見てとれる。パンドラは「アーティスト・マーケティング・プラットフォーム」とネーティヴ広告フォーマット(アーティスト・オーディオ・メッセージング)を提供してきたが、今回のネクスト・ビッグ・サウンドの買収によって「弊社がよりいっそうのマーケティングおよびプロモーション・ツールをアーティスト、マネージャ、代理店、発売元、プロモーション会社、レーベルおよびブランドの皆様にお届けできるよう、業界筆頭の強力かつ実効性に富む仕組みを作っていく所存です」と同社は述べている。
今回の買収を広い視野でいえば、パンドラの広告プロダクト、すなわち同社にとっての血肉を強化することにつながるとみられる。
テックスターズの育成プログラムから発展したネクスト・ビッグ・サウンドは、同社ブログ記事で、「今後もベスト・イン・クラスのアナリティクスを提供していき、業界きってのデータ・ソースであるパンドラの力を得て弊社プラットフォームを強化することができます」と漠然な表現で述べている。ネクスト・ビッグ・サウンドはこれまでに1千万ドル程度の資金調達を実施したと想定される。
パンドラは上場企業で、弊誌の取材に対し、成約金額の公表を行なっていないと丁重に回答した。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Harrison Weber.)