フェースブックがテキサス州フォート・ワースで10億ドルのデータ・センターを建設へ

ソーシャル・ネットワーキングの巨人であるフェースブックは、これまで世界各地で建設を進め5件目となるデータ・センターの承認を受けるため申請を行なった。今回はテキサス州フォート・ワースである。
フェースブックはまだこのニューズを公式に発表していない。スポークスウーマンはウワサについてはコメントしていないと回答した。だが同地の州当局が公表した書面から、フェースブックが申請者であることが類推できる。
今回のデータ・センターへの投資は総額で10億ドルになることがテキサス州の固定資産税に関する申請書から判明した。税務関係のウィナーLLC、DBAエルンストLLCの両社がフェースブック代理人として名を連ねている。
法律事務所ではフェンウィック&ウエストが代理人となっており、同社は以前オキュラスVRやインスタグラムの買収案件も引き受けていた。
また、設計(シーハン・パートナーズ)、建築工事(ピープルズ・アソシエーツ)、機械設置工事(アルファテック)をそれぞれ担当する企業がプロジェクトの工程表に記載され、フォート・ワース市に立地することが明示されている。これらの企業はこれまで1度以上はフェースブックのデータ・センター建設に携わったことがある。
上場企業であるフェースブックはこの数年のあいだ、ユーザ数を順調に伸ばしており、その進行とともにデータ・センターを建設してきた。立地はオレゴン州プラインヴィル、ノース・カロライナ州フォレスト・シティ、アイオワ州アルトゥーナ、スウェーデンのルーレアである。
それぞれの建屋はフェースブックのアプリケーションが要求する需要に応じた特別設計となっており、3年間で試算すると少なくとも20億ドル相当は節約する効果があった。
数年かけて進めた効率化によってフェースブックはデータ・センターの新設を引き延ばしすることができた。しかしフェースブックは次の建屋に着手することになったらしい。
ダラス・モーニング・ニューズによる報道ではフェースブックとウィナーLLCの関係について書面から解き明かしている。偶然だがヴェンチャービート誌で以前、フェースブックアイオワ州のデータ・センター建設を報じた記事で掲載した書面と同じ書面だった。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)