マイクロソフトはアンドロイドおよびiOS機器所有者向けにウィンドウズ10連携機能を提供へ

サトヤ・ナデラ時代のマイクロソフトにみられる決定的な特徴は、アンドロイドとアイフォーンのユーザを積極的に呼び込もうとしている点にある。
ウィンドウズ10において、マイクロソフトはPC購入者に対して、普段アップルやグーグルのソフトウェアを携帯電話で操作している人であっても歓迎されているように感じさせることをねらっている。マイクロソフトは火曜日、新しいオペレーティング・システムは、アンドロイドやiOSで動作する機器との接続を可能にする「フォーン・コンパニオン・フォー・ウィンドウズ10」を搭載することを公表した。これに併せて、iOSおよびアンドロイド向けパーソナル・アシステント「コータナ」を導入する。
背景としては、「オフィス・フォー・アイパッド」の発売によって、タッチ操作に適したウィンドウズ版オフィスが登場するきっかけになったという経緯がある。
マイクロソフトはまた、ウィンドウズ10が音楽をはじめとする各種メディアの混在する世界に投入される新製品だという印象を強めるための取り組みを推し進める。ウィンドウズ10はアンドロイドやiOS機器の所有者に対し、マイクロソフトクラウド・ストレージ「ワンドライヴ」に音楽を保存すれば視聴ができるようにする。この機能は6月ないし7月に予定するモバイル・アプリ「エクスボックス・ミュージック」のアップデートに併せて導入される。
アンドロイド版コータナは6月末の開設、iOS版は「今年中」の開設を見込む。マイクロソフトによると、フォーン・コンパニオンのアプリは数週内に予定するウィンドウズ10のプリヴュー版にも搭載される見通しで、夏にリリースされるファイナル版にも搭載される。
またこれとは別件で、マイクロソフトはLG、ソニーその他20社のハードウェア製造業者との連携により、アンドロイド搭載タブレットマイクロソフト提供サーヴィスを標準搭載すると火曜日に発表した。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Ina Fried.)