ピンタレストは自社につきまとう「ソーシャル・ネットワーク」のラベルを引き剥がす

ピンタレストCEOであるベン・シルバーマンは設立5年のスタートアップである同社について、ソーシャルの要素はあるものの(人の「ピン」どめした画像を「リピン」することや非公開メッセージをやりとりできるという意味)彼自身は同社をソーシャル・ネットワークと見ていないようだ。
では、シルバーマンにとってのちがいは何か。リコード主催による「コード」コンファレンス年次会合で登壇した彼は、ソーシャル・ネットワークとは友人や家族とのつながりを主眼に置いたものだが、ピンタレストはユーザが自分自身のためにつかうものだと述べた。もしあなたが見つけたものを「ピン」どめしたのなら、それは自分であとで見るためであって、人と共有するためではないでしょう、と彼は指摘する。
「あなたは見つけたものが気になれば、自分のために保存しておこうと思うでしょう」とシルバーマンは説く。「つまり、それこそがあとで思い出したい何かなのです。(利用の仕方が)ずいぶんちがっていませんか」
ピンタレストにとってはこの考え方は決して目新しいものではない。だがシルバーマンがわざわざそれを言ってまわるのは興味深い。実際、同社はこの数か月のあいだ、自身につきまとう「ソーシャル・ネットワーク」のラベルを次々と引き剥がしていった。ピンタレストによると同社は「ディスカヴァリー・サイト」であり、1年ほど前に開設した検索ツールでは、フェースブックというよりグーグルに近いかたちを採った。
[注]ピンタレスト幹部ジョアンヌ・ブラッドフォードは、リコード誌の親会社であるリヴァール・デジタル社の社外取締役でもある。編集プロセスに関与することは行なっていない。
続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Kurt Wagner.)