サムスンは触る必要のない指紋認識技術の特許申請

サムスンはモバイル機器に搭載された指紋認識技術に非接触方式を発明したことが合衆国特許庁の公表情報によって明らかになった。
このテクノロジを利用することで、ユーザはモバイル機器のカメラの前に指面をかざすと機器がメモリに保存した指紋画像と一致するか検証する。
この特許情報によれば、指紋画像に焦点が定まるまで、カメラの絞りを調整できるテクノロジだという。
このシステムは、カメラが指面を正しく認識できるための図表を画面に表示する。
接触方式がこれまで私たちが通例利用する指紋読み取り技術に比べてどういった優位があるのか、気になる人もあろう。これはやはり、正確さと認識の簡便さの両立である。非接触方式の指紋読み取り技術では、ユーザの手が湿っていないこと、指紋の読み取りを妨げる手ブレといった技術上の課題にソフトウェアを活用し、うまく解決を示す。
携帯電話にログオンするとき、あるいはモバイル決済の本人確認を行なうとき、非接触方式ではより早く手続きが完了するという利点があろう。
この特許は2013年11月22日に韓国国際特許庁に申請されていたが、今回合衆国特許庁でその承認が完了した。
モバイル決済といえば、サムスンのこの特許は、グーグルがアンドロイド・ペイ内モバイル決済システムに本人確認方法として指紋リーダーが主力となると発表したのと同じ日に受理となった。
だがサムスンの計画では、今年夏にもモバイル決済プラットフォームであるサムスン・ペイを開設する見通しである。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Mark Sullivan.)