グーグルによる、もうひとつのモバイル決済サーヴィス「ハンズ・フリー」をマクドナルドで

成長企業である他社と同様、グーグルは技術的に困難とされることに対し、複数の方法で取り組むというやり方を採るようだ。モバイル決済はそのひとつである。
インターネットの巨人である同社は「アンドロイド・ペイ」サーヴィスを木曜日朝にサン・フランシスコで開催されたI/Oディヴェロッパ・コンファレンスで初披露目した。
だが同日のセッションが続くなか、グーグルの広告およびコマース統括者であるスリダール・ラマズワミはこれとはべつのモバイル決済方法として「ハンズ・フリー」を発表した。
「わたしたちは自問してみました。なんとかして、携帯電話を取り出す必要のない決済方式がないものか、と」と彼は述べた。
ハンズ・フリーをつかうとアンドロイド携帯のユーザは実店舗内で口頭のコマンドを呼びかけることで支払いができるようになる。「わたしはグーグルで払います」など。すると携帯電話はポケットやハンドバッグに入ったままで、店員が決済処理ターミナルのボタンを押すだけで支払いが完了するという。アンドロイド・ペイやアップル・ペイと異なるのは、携帯電話をターミナルの上に載せる必要がないことだ。
グーグルはハンズ・フリーをサンフランシスコ・ベイエリアにある一部のマクドナルドおよびパパ・ジョンズといったレストランで試験運用を開始する。ラマズワミによると、「まだ初期のプロトタイプの段階」だという。
グーグルのスポークスウーマンによると、ハンズ・フリーはアンドロイド・ペイとは別のテクノロジで動作するという。
ユーチューブの紹介動画で、ハンズ・フリーが乳児を抱いた母親の「グーグルで払います」との声に反応する様子が映されている。続きを読む

(From the Digits blog post. Thanks to Alistair Barr.)