マイクロソフトのアズールSQLデータ・ウェアハウスが21社のパートナー招待限定でパブリック・プリヴュー公開

マイクロソフトは本日、クラウド・ベースの倉庫サーヴィス「アズールSQLデータ・ウェアハウス」を招待限定のパブリック・プリヴュー版で開設したと発表した。マイクロソフトがこのサーヴィスを初披露目したのは4月に同社が主催した「ビルド」開発者コンファレンスの場だった。
顧客企業は、これまでに高い費用を投じてきたデータ保管ハードウェアの代わりに(あるいは併用で)新しいサーヴィスを活用できる。広く普及しているSQLクエリ言語を採用することによって、データ管理者はこの新しいサーヴィスを土台として整列済あるいは未整列のデータに解析クエリを実行することができる。似たようなサーヴィスとしては、アマゾン・ウェブ・サーヴィシズによる「レッドシフト」や、スノーフレーク・コンピューティングによるクラウド・データ・ウェアハウスなどに代表されるパブリック・クラウドがある。
マイクロソフトはアズールSQLデータ・ウェアハウスには他社サーヴィスにはない優位が幾つかあると自負する。
「コンピューティング費用をストレージ費用とは別個にスケール拡張できると、費用は他社製にくらべて自由な節約ができるようになります」とマイクロソフトのSQLサーバ・チームを率いるデータ・プラットフォーム担当シニア・ディレクタのティファニー・ウィスナーはサーヴィス開設を発表するブログ記事で述べている。
より広い視点によれば、このサーヴィスはマイクロソフトクラウド・サーヴィス・ポートフォリオを展開するうえでアマゾン、グーグル、IBMといった競合に対抗することに貢献する。
当面、SQLデータ・ウェアハウスは5TBないし10TBのデータ・ウェアハウスに「最適設計」されているとウィスナーは述べている。こうすることで、マイクロソフトはフィードバックを集め、サーヴィス向上に役立てられる。
マイクロソフトは開設に当たって、なんと21社との連携を実現している。マイクロソフトエンタープライズ・パートナーズ担当ジェネラル・マネージャを務めるガース・フォートによるブログ記事によると、アチュニティ、バースト、ブライト・システムズ、クリアストーリー・データ、コフィング・データ・ウェアハウジング、デル・スタティスティカ・ダンダス・ソフトウェア、インブレイン、インフォリブラリアン、インフォマティカ、ジンフォネット・ロジアナリティクス、クリック、レッドポイント・グローバル、Siセンス、スナップロジック、SQLセントリー、タブロー、タージット、イエローフィンが参加した。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)