NASAがマイクロソフトのホロレンズを宇宙に

マイクロソフトはホロレンズ・ヘッドギアに拡張現実機能を構築して、NASA宇宙飛行士の飛行時作業の仮想訓練に生かすことをめざし、また地上勤務士が飛行士の視野に入っている映像を共有できるように取り組む。
新しいハードウェアとソフトウェアの結合であるこのプロダクトの名前はサイドキック。NASAマイクロソフトによると、プロダクトは主に2つの機能を備えているという。
プロシーデュア・モードではアニメート化されたイラストレーションがリアル世界のタスク上部に重ねて表示され、飛行士メンバーはプロシーデュアを通じて、地上勤務士とのやりとりを介さずとも指示を受けられる。
「この機能は飛行士候補を訓練するうえで、省労力につながるだけでなく、飛行時の難易度の高い実地作業において意思疎通に要する時間を節約するという、かげがえのない利点も得られるのです」とNASAはブログ記事で述べている。
リモード・エキスパート・モードでは、マイクロソフトスカイプを活用し、地上勤務士が飛行士メンバーの視野に入っている状況を共有して視認することができる。また、リアルタイムでの作業指示、さらに「飛行士メンバーの置かれた現場を見て、次にどうすればよいか指導することも可能」となる。これまで、飛行士メンバーは複雑な修復作業や検証作業にあたるとき、文字や声による支持を仰ぐ必要があったとNASAは述べている。
動画を参照していただきたい。

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(From the VentureBeat blog post. Thanks to Mark Sullivan.)