中国全域でゲーム・コンソール販売を許可

中国政府当局は国内全域でビデオゲーム・コンソールの販売を許可する決定を行なったことがウォール・ストリート・ジャーナルの報道で判明した。世界最大ともいわれるゲーム市場でゲーム機の普及が開花すれば、ゲーム業界にとってきわめて強い追い風となりうる。
14年にわたる禁止を経て、中国はマイクロソフトのエクスボックス・ワンとソニープレイステーション4を昨年より販売許可していた。だが販売は上海の経済開発圏のみと規制されていた。
マイクロソフトは昨年秋からエクスボックス・ワンを上海で販売し、ソニーは今年になってからPS4を発売した。だが国内にはゲーム・コンテントがなく、販売規制のため売れ行きは好調ではなかった。
わたしは来週ゲーム見本市「チャイナジョイ」に参加する予定で、上海の会場は25万人の動員を見込んでいる。今回、コンソールが話題の中心を占めることは間違いないだろう。
アジアのゲーム市場に特化した調査会社「ニコ・パートナーズ」は、プレイステーション4とエクスボックス・ワンの中国での販売数が2015年に55万台が限度と見込んでいた。ニコは販売の好転があるとすれば値下げと、国内での人気ゲームの発売がきっかけになりうると指摘する。
中国のゲーム市場は今年222億ドルに達し、前年から23パーセントの拡大となることが見込まれると市場調査会社「ニューズー」は発表している。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Dean Takahashi.)