パンドラがスポンサード・リスニングのベータ版を正式版として開設:商業ブランド各社がスポンサーとなり広告非表示

インターネット・ラジオ企業のパンドラは広告主を対象に「スポンサード・リスング」プロダクトを開設した。
昨年9月にベータ版として開始したスポンサード・リスニングは、ユーザが広告表示と引き換えに無料で利用できるサーヴィスにおいて、商業ブランドとのアクティヴなやり取りを受容すれば広告を1時間非表示にできるプロダクトだ。たとえば短編動画を視聴し、クリックして企業ウェブサイトを訪問するなどである。
今回の正式版開設と時を同じくして、広告主に360度から見回せる商品見本写真を提供する機能が追加された。すでに提供されていた動画広告ユニットとスライドショー機能と併せて利用できるようになる。
パンドラの事業においては、日々競合の激化がみられ、同社は先日から広告主の定着を狙ったイニシアティヴを次々と押し出している。そのひとつは「プロモーテッド・ステーションズ」だ。タコベルやディアージョといった商品がラジオ・ステーションごとに登場する仕組みとなっている。
この手法は、スポティファイも「スポンサード・セッションズ」の名前でパンドラへの対抗を狙って開設している。商業ブランド各社はユーザに広告動画の視聴と引き換えに「無料」の非間欠型リスニングをスポンサー提供する。
パンドラはベータ版の結果としてブランド認知度が12パーセント向上し、購入意思は30パーセント向上したと述べている。今日のニューズに先立ってパンドラは第2四半期決算を発表し、広告収入は2億31百万ドルと、30パーセント以上の増加となった。利用料ほかの売上高も増加している。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Paul Sawers.)