エヴァーノートがウェブ・クライアントのデザイン更新によってベータ版から正式版へ

ノートテーキング・アプリのエヴァーノートは今日、ウェブ・クライアントのデザイン更新によってベータ版から正式版への移行を完了し、数週内にすべての人を対象に提供を開始すると発表した。新しいデザインではチャット機能が目玉で、また執筆専用画面も備えている。ベータ版が初披露目されたのは10月だった。
今回のデザイン更新の目的はエヴァーノートが「軽量で、速く、ぴったり」な動作を実現する一方、これまでにない高機能を実現するためだとエヴァーノートは同社の「ナレッジ・ベース」に掲載した記事で述べている。
「ユーザ・インタフェースのあらゆる側面を点検し、円滑な連動操作が可能なように全力を尽くしました」とマーケティングおよびコミュニケーションズ統括者のジェレミー・ブラン・ユアンは述べている。「整理整頓の行き届いた作業環境で、仕事を楽しんでいただけるよう、あなたの見たい情報を見たいときだけに表示するよう取り組みました。左側のサイドバーを使って、アイコンをクリックするだけでショートカット、メモ帳、タグといった道具がすぐに現れます」
今回の開設の数日前に、エヴァーノートはプレミアム・サーヴィスのストレージ無制限を月間10GBへ引き下げることを告知した。またエヴァーノートは最近、長らく首席経営執行役員を務めたフィル・リービンを元グーグル幹部のクリス・オニールに交代した。
エヴァーノートはカリフォルニア州レッドウッド・シティを本拠とし、1億5千万人のユーザを集めている。エヴァーノートの競合はマイクロソフトワンノートが代表的で、チャット機能によってチーム内通信アプリのスラックなどの普及拡大に対抗している。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)