マイクロソフトがウィンドウズ１０モバイル向けスカイプ・メッセージングのベータ版を開設
マイクロソフトは今週末、ウィンドウズ１０モバイル向けスカイプ・メッセージングというアプリをひっそりとリリースした。この「ひっそりと」とは、同社は公式に発表を行なっていないためで、同社はたんにウィンドウズ・ストアにこのアプリを掲載し始めた。
７月にマイクロソフトはウィンドウズ版アプリを終了とし、ウィンドウズ・ユーザにはデスクトップ版を利用するよう仕向けた。その当時、同社は繰り返しスカイプによるメッセージング、通話、動画機能をウィンドウズ１０に統合する計画であると表明していた。
これはモバイル版の統合である。弊誌ではマイクロソフトがウィンドウズ１０モバイルをリリースすると同時に総合アプリをバンドルするものと予想している。おそらくはＰＣ版ウィンドウズ１０へのアップデートとしても提供するだろう。ただし、これは公式に確認をとった情報ではない。
ツイッター上に流れたアプリのスクリーンショットを載せよう。
ウィンドウズ・ストアへのリンクが登場したことによって、ウィンドウズ１０モバイルを使っている人は誰でもベータ版アプリを入手できるようになった。ウィンドウズ・ストアで検索してもまだ出てこない。この情報は「WＭＰパワーユーザ」がウィンドウズ・ストアのリストに載っていることを発見したことで判明した。
ウィンドウズ・ストアでのリストは幾つか不審な点がある。スクリーンショットの切り抜き型には不自然な点があり、アプリは「メッセージング・スカイプ」なる名称になっており、「スカイプ・メッセージング」ではない。それでも、詳細説明には「スカイプ・メッセージング」が記載されている。
「スカイプ・メッセージングおよびコーリング、ビデオのプリヴュー版はスカイプの新機能をいち早く試したい方向けです。スカイプに備わった機能をお望みの場所に統合します。スカイプ・メッセージングを「メッセージング」に、スカイプ・コーリングを「フォーン」アプリにそれぞれ統合することで、電話をかけたり、メッセージ送信をするのが非常に迅速にできます。また、スカイプ・ビデオの通話機能も追加しました。スカイプをモバイルに内蔵しておけば、アイフォーン、アンドロイド、そしてＰＣのそれぞれでスカイプを使っている皆と連絡がとりあえるようになります。必要なのはクリック２回だけです。
現時点ではプリヴュー版となっているため、今後の改善に役立つようなお気づきの点がありましたら、どうぞお知らせください。お気づきの点を連絡いただく際に、弊社では履歴を保管して調査に利用しますのでご承知おきください。プリヴュー・プログラムへの参加に感謝申し上げます。
機能リストは以下の通り。
- スカイプ・メッセージングとＳＭＳの会話履歴を統合
- スカイプ通話履歴と電話通話履歴の統合
- 音声通話
- ビデオ通話
- メッセージング
- エモティコン（顔文字）
- マイクロソフト・アカウントによるサインイン
- アプリ詳細
マイクロソフトがスカイプ・メッセージングをすぐに売り込むつもりがあるかどうかはともかく、ウィンドウズ１０モバイルの先行リリースを試しているユーザはアプリの利用に積極的だ。すでに１００件を超えるリヴュー記事が出ており、５つ星の評価がもっとも多くなっている。
ここでひとつ念を押しておきたいのは、マイクロソフトがこのリンクを取り下げる可能性があること（今週末は連休だから）。この新しいアプリを試したい人はすぐに入手しておくほうがよい。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Emil Protalinski.)
