パンドラが9月10日から24時間1ドルで利用できる広告非表示インターネット・ラジオ・パスを提供

パンドラは正式に定額制デイパスを発表した。事前予告開始から6か月での提供となる。
インターネット・ラジオ・サーヴィスである同社は合衆国のほかオーストラリア、ニュージーランドに展開しており、オンデマンド型音楽ストリーミング・サーヴィスのスポティファイなどとは異なる。後者では、特定の楽曲やアルバムの代わりにパーソナライズされた音楽ステーションを設置し、楽曲、アーティスト、ジャンルごとにテーマを決めて視聴できる。
パンドラは大半のプラットフォームで無料利用が可能で、広告によってまかなわれている。広告非表示には月額5ドルか年額55ドルを支払うパンドラ・ワン・プランの設定がある。
この定額制には追加機能の用意があり、気に入らなかった楽曲をスキップするなどができる。今回新設された0.99ドルのデイパスではパンドラはパーティーなどの催事において不要な広告を取り除くことを望むカジュアル・リスナーを想定する。
新設されたオプションを選択するには、アカウントの「設定」を選び、「パンドラ・ワン」から「デイパス」へと進む。ここで注意すべきはデイパスが現在合衆国のみの提供となっていることだ。また、9月10日からiOSおよびアンドロイド版アプリからの購入に限られる。
パンドラにとってユーザが「とりあえずお試し」したい欲求を満たすことをめざした賢明な方策といえる。同社のねらいは、お試しの結果気に入ればずっと使いたいというユーザを確保することだろう。また、スポティファイをはじめとする音楽ストリーミング・サーヴィス各社が同じように、お試しの後使いつづけるか決めたいという欲求を満たす短期定額制プランを開始するか注目しておきたい。続きを読む
(From the Venturebeat blog post. Thanks to Paul Sawers.)