オクタは75百万ドルの資金調達を実現し主要企業へ転身

オクタは、企業顧客が数百種にものぼるクラウド・サーヴィスとビジネス・ソフトウェア・アプリケーションを利用するうえで、サインイン情報を管理するのに使われる。同社は75百万ドルの資金調達ラウンドによって評価額が12億ドルに達したとみられる。
今回の投資は既存投資家であるアンドリーセン・ホロウィッツ、グレイロック・パートナーズ、セコイア・キャピタルといったヴェンチャー・キャピタルなどが参画している。累計調達額は2億3千万ドルとなった。
オクタが直近で資金調達を行ったのは15か月前のことだ。昨年同社はセコイアを主幹事とする調達ラウンドで75百万ドルを調達し、評価額は推計6億ドルに達した。セコイアは同社に多額投資しており、2013年のシリーズDラウンド、2012年のシリーズCラウンドでも主幹事となっていた。オクタはまた、2010年のシリーズAラウンドではアンドリーセン・ホロウィッツにとってクラウド・ソフトウェア分野で初めての投資先企業であった。
その後同社は事業拡張を進め、企業がモバイル機器を管理する仕組みを手がけてきた。
オクタはクラウド・ソフトウェアの分野におけるスイスといった立場に自らを置いている。多数ある人気アプリケーションが、顧客の属性ごとにどのような普及を達成してきたか統計をとってきた。先月同社の調査によると、マイクロソフトのオフィス365はクラウド・ソフトウェア・アプリケーションのなかで、セールスフォースやグーグル・アップスをしのぐ首位を達成したという。この結果には賛否両論があった。グーグル・フォー・ワークを統括するアミット・シングはこの調査結果に疑念を呈した。
オクタCEOトッド・マキノンは弊誌主催「コード・エンタープライズ」コンファレンスに登場、9月29日にニューヨークで行われる。また、そこにはシングも登場する予定で、グーグル・フォー・ワークのディレクターを務めるシャーラ・アリも同席する。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Arik Hesseldahl.)