ユーバはカーネギー・メロン大学に550万ドルを寄付しロボット工学科の無人運転技術研究者を確保

ユーバは無人運転の可能性を追求すべく、将来への投資を加速させる。首席経営執行役員のトラヴィス・カラニックは今日、カーネギー・メロン大学CMU)に550万ドルを投じ、新設されたロボット工学科の主任教授と同学科の奨学金制度3種のために活用することを発表した。
今年ユーバとカーネギー・メロン大学無人運転自動車の開発を共同でめざすテクノロジ・センターの開設を表明した。「ユーバ・アドヴァンスト・テクノロジーズ・センター」とよばれるこの組織は、「主として地図情報と安全運転、そして無人運転技術の研究開発」を担うと定義された。
今回大学へ寄付された資金はユーバにとっても新進気鋭の技術者を育成することに寄与し、カーネギー・メロン大学と進めてきた取り組みの成果を収穫する狙いだ。オンデマンド型乗車サーヴィスである同社はこれまで、無人運転技術の熟練者を十数名起用しており、ペンシルヴァニア州ピッツバーグにある同大学の研究施設で彼らは勤務している。
ラニックは本日の発表を次のように述べている。

カーネギー・メロン大学はこれまで、コンピュータ・サイエンスやロボット工学において画期的な研究を達成してきた実績があり、無人運転技術の可能性を大いに秘めています。わが社はこのミッションの実現へ向け、いわば交通を水道のごとく安全で信頼できる仕組みへと換え、あらゆる場所のあらゆる人の役に立つことを目指しています。

カーネギー・メロン大学はもちろん、ユーバからの寄付を受け取っており、声明文のなかで同大学がロボット工学研究と教育における「主導的地位」をもつことが一層明白になったと述べている。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Ken Yeung.)