グーグル・ファイバーがアーヴァイン、ルイズヴィル、サンディエゴで開設準備

グーグルは今日、合衆国内で新たに3都市でのグーグル・ファイバー提供を目指すと発表した。カリフォルニア州アーヴァイン、ケンタッキー州ルイズヴィル、カリフォルニア州サンディエゴが対象となる。
同社はそれぞれの市長との協議によって月額70ドルでのサーヴィス開設へ向けた準備を進めており、すでに具体的にアーヴァイン、ルイズヴィル、サンディエゴでファイバー網建設のため「人口密度、既存インフラストラクチャの整備度など調査活動を実施」 している。それと並行して3都市では建設過程で必要となる物資のチェックリストを作成し、大型プロジェクトを小分けすりことで管理の効率化を図っている。
現在のグーグル・ファイバー提供都市は以下の図の通りである。

図の通り、グーグル・ファイバーは現在オースティン、カンザスシティ、プローヴォの3都市で開設されており、また6都市で準備中(ソルトレーク・シティ、サン・アントニオ、ナシュヴィル、アトランタ、シャーロット、ラリーダーラム) で、さらに6都市で検討中(サンノゼポートランド、ルイズヴィル、アーヴァイン、フェニックス、サンディエゴ) となっている。
最後の6都市ではまだ決定した事項はなく、グーグルはこれらの都市がファイバー網に適した条件にあるか調査し、計画の取り纏めが必要だ。
「どの都市にも固有の事情があり、別々の工程表で進められています。わが社では住民の皆さんと連絡を取り合い、どういった提供手法が最適か判断していきます」 とグーグル・ファイバー拡張ディレクターを務めるジル・シューマッハーは述べている。 「アーヴァイン、サンディエゴ、ルイズヴィルにおいては行政の高官のなかでグーグル・ファイバーへの理解と要望が強く、コミュニティの福利を整備し、インターネットをすべての人に提供しようと取り組む姿勢がはっきり見えます」
さらに彼女は「グーグル・ファイバーが実際に提供されるかどうかに関わらず、ギガビットのインターネットを市内に引く可能性について前向きな検討がなされることは利点といえます」
その歩みはゆっくりではあるが、グーグル・ファイバーがきっかけとなり、「実験的なプロジェクト」にとどまらない「ギガビットのインターネットは将来の姿であること」 を浸透させることになりそうだ。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Emil Protalinski.)