ブラックベリイがアンドロイド搭載携帯電話の計画を明かす;四半期決算は予想下ブレ

ブラックベリイは金曜日、アンドロイドをベースに新たな携帯電話を売り出す計画であることを公式に認めた。同社はアナリストの事前予想を下回る四半期決算を発表したばかりだった。
同社は四半期の最終赤字が1株あたり13セント、売上高は4億9千万ドルだったと発表した。アナリストは事前に1株あたり9セントの赤字、売上高はほぼ6億ドルを予想していた。
アンドロイド搭載携帯電話は「プリヴ」とよばれ、スライド式キーボードと「ブラックベリイの誇るセキュリティと生産性に、拡張性の高いアンドロイド・プラットフォームというモバイル・アプリケーション・エコシステムを採用したもの」だとCEOジョン・チェンは声明文で述べている。プリヴは2015年末までに発売される見通しで、自社開発のOS「ブラックベリイ10」もひきつづき主力となるとブラックベリイは表明している。同OSは3月にセキュリティとプライヴァシー機能を強化したソフトウェア・アップデートを実施する見通し。
「弊社ではハンドセット事業において高い利益水準を迅速に達成することに重点化しております」とチェンは述べる。同社は先日、グッド・テクノロジを4億25百万ドルで買収する計画を発表している。「これらのイニシアティヴによって弊社は継続的な売上増を見込んでおり、2016年度の残り数四半期においても達成可能とみています」
ブラックベリイは前四半期において、フリー・キャッシュフローとして1億ドルを保持したとともに、現金および投資残高が33億5千万ドルへと増加したと発表。自社株買いに47百万ドルを投じたが、37百万ドルの増加となった。同社の2月を期末とする会計年度第4四半期をめどに黒字回復を達成する計画だという。
先月、チェンは同社による端末販売が必ずしも大成功とはいえないと認めたうえで、ブラックベリイはアプリの対応がより多い携帯電話の導入も求められると述べた。だが、グーグルのアンドロイドを搭載する携帯電話の導入か、との問いには言及を避けていた。続きを読む
(From the Re/code blog post. Thanks to Ina Fried.)