アマゾンが流通施設に3万体のロボット「キヴァ」を稼働と表明

アマゾンは本日、同社施設の内部で稼働するロボットについて新たな詳細を公にした。イーコマース会社である同社は3万体のロボット「キヴァ」がフルフィルメント施設で稼働していると同社幹部が四半期決算の電話会見で明かした。
この数字は2014年末時点の1万5千体からさらに伸びた。アマゾンの投資家広報担当幹部であるフィル・ハーディンが会見で述べている。
「資本の集中投下に伴って多様性とスループットといったオフセットも生じている状況で、これは幾分弊社のコスト構造としては思い切った賭けともいえます。しかし、キヴァを使ってたいへん満足しています」とハーディンは言う。「作業員にとってロボットの存在は、工場に溢れ返る商品の山を一部でも捌くのに大いに役立っています。イノヴェーションとして優れているだけでなく、きっと流通基地の仕事は前より改善されているでしょう。弊社工場にとって効率化の促進にもなっています」
これは全方位で関心を惹く。まずアマゾンは経費を節約することができる。現場に立つ作業員の数が少なく済むからだ。また、勤務中の事故リスクを減らすことにもつながる。アマゾンが職場におけるイノヴェーションを先導するという狙いもあるだろう。
アマゾンは2012年にキヴァ・システムズを7億75百万ドルで買収した。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)