ピンタレストがバイアブル・ピンズをアンドロイドアプリに導入し手作業で選び並べた売り場を設置

ピンタレストはバイアブル・ピンズをアンドロイド機器に導入した。5か月前にはiOS機器のアプリに先行して導入していた。これによってピンタレストのバイアブル・ピンズは主要モバイル・オペレーティング・システムから利用できる手はずが整った。同社は新たにピンタレスト・ショップの開設を決定し、人力で商品の並べ方が調整された売り場が出現する。 商品の購入はピンタレストから直接行うことになる。
この機能が開設されて以来、加盟店はピンタレスト上で累計6千万件を超えるバイアブル・ピンズを設置してきた。ピンタレストによると、これは普及の順調さを示すよい兆しだという。それに加え、ヴィジュアル・ディスカヴァリ検索エンジンである同社と大手イーコマース・プラットフォーム3社が統合を実現している。IBM、マジェント、ビッグコマースである。
「加盟店はここに来てモバイルにおける収益化比率の改善、新規顧客の拡大、売上の堅実な伸びを達成しており、これまでと同じ費用でそれが実現しています」 と同社はヴェンチャービートの取材に応じイーメールで回答している。
バイアブル・ピンズはその数にまったく不満はないものの、そこから自分の欲しいモノを見つけ出すのは気の進まない作業である。そこでピンタレストはユーザの便宜を図るため、モバイルアプリを通じた商品陳列の新手法を提案している。ピンタレスト・ショップでは「エクスプロア」または「検索」のアイコンをクリックし「ショップ」カテゴリをスクロールして選ぶだけで見つけ出すことができる。パートナー企業はセクション内にバイアブル・ピンズの売り場を設置しており、「注目の商品棚」設置料が無料となっている。
なお、注目の商品棚は週内に順次ローテーションで入れ替わり、ユーザが目新しい商品に関心を惹かれる仕掛けとなっている。同社のスポークスパーソンは次のように説明している。 「ショップではナイマン・マーカス、ノードストローム、メードスミス、イーサン・アレンといった加盟店が『わたしたちのお気に入り』に登場しています。数百店の加盟店が提供する数百点のバイアブル・ピンズが『本日のおすすめ』『お気に入りをもっと』といった売り場に続々と現れます」 続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Ken Yeung.)