ニューレリックが開発者向け効果測定ソフトウェアのオプスマティックを買収

上場企業であるニューレリックは、開発者に主眼を置くアプリケーション・パフォーマンス管理ツールで知られている。 同社は本日、クラウド・サーヴィス会社のオプスマティックを買収したことを発表した。オプスマティックは開発者向け効果測定ソフトウェアを手がけるアーリーステージのスタートアップである。
取引の詳細条件については公表されていない。このニューズはニューレリックの発表した9月30日を期末とする四半期決算発表の声明文にて判明した。 ニューレリックが企業買収するのは稀なことで、昨年同社はヴィジュアライゼーションのスタートアップ「ダックスボード」を買収した。 「今回の買収をきっかけにオプスマティックのもつ秀逸なテクノロジを入手することで、ニューレリックはインフラストラクチャ・レベルにおける各種設定効果測定の強化を実現しました」と同社創業者で首席経営執行役員であるリウ・サーンは声明文で述べている。「これは弊社にとって大いなる変化であり、ソフトウェアで成功した企業の多くはアプリを常時監視しその細かい変更にも即時効果測定を続けることが欠かせなくなっています」
オプスマティックは2013年に創業し、クランチベースによるとAMEクラウドヴェンチャーズ、コロンバス・ノヴァ・テクノロジ・パートナーズ、デトロイトヴェンチャー・パートナーズ、テッド・サービンスキ、フリースタイル・キャピタル、デーヴィッド・サミュエル、ジェネラル・カタリスト・パートナーズ、イルミネート・ヴェンチャーズ、シンディ・ パドノス、 インデックス・ヴェンチャーズ、モラード・ヴェンチャー・パートナーズ、スロウ・ ヴェンチャーズが投資家として参画している。
「今回の成約はたいへん歓迎すべきことで、オプスマティックが強みとするリアルタイムのインフラストラクチャ効果測定は必ずやニューレリックの強みであるソフトウェア・アナリティクス・クラウドを補強することになります」 とオプスマティック首席経営執行役員ジム・ストーンハムはブログ記事で述べている。
オプスマティックは現在、招待限定ベータ版の申し込みを受け付けており「サーヴィスのさらなる改善」をめざすとストーンハムは述べている。彼はニューレリックのプロダクト担当ヴァイス・プレジデントに就任した。
ニューレリックが発表した決算によると第3四半期に4290万ドルの売上に対し最終損益は1480万ドルの赤字となった。アナリストは4120万ドルの売上を予想していた。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)