リード・ホフマンがヤフーのメイヤーの幹部引き留めを公約させる署名について擁護論

リード・ホフマンはテクノロジ界隈の有名人として、また多方面から好かれるいい人で知られているが、ハーヴァード・ビジネス・リヴューに投稿したブログ記事のなかで、ヤフーCEOマリッサ・メイヤーの方針で数年にわたって上級幹部を引き留めるため、口頭ないし書面でその公約を要求している件を弁護した。
マリッサ・メイヤーがヤフー幹部に留任する約束をさせたのは正しい』との題名の記事で、リンクトイン会長であるホフマンはリコード誌の報じた人事について言及し、ヤフーの社員が多数流出する結果になったという批判には当たらないとの見解を表した。
ホフマンはこう述べている。「管理職にしろ社員にしろ、信頼と明確な展望のもとで互いに繋がっているので、会社がとくに大きな変化の最中であれば尚更だろう。それに、経営チームかそれに近い幹部なら自明といえる。よい経営者なら、従業員から長期にわたる支持なくして長期にわたる成功がないことはよく知っている」
去って行った上級幹部の大半がメイヤーの就任後3年間のうち長い期間を務めていたが、ホフマンは彼女のもとでものごとが進むためには公約も必要だと述べている。
「べつの方策を考えてみよう。メイヤーが仮に、上級幹部の意見を集めずに再建計画を新しく始めたらどうなるだろう? べつの人を見つけるのに時間を費やすより、メイヤーはヤフーのヨーロッパ部門統括者、マーケティングおよびメディア部門統括者、開発主幹を辞めさせるのに会社再建の貴重な時間を費やすことになっていた可能性もあったはずだ」とホフマンは述べている。「こういったことに着手するにはまず、チームがこれからともに進む気が十分にあるか確かめる必要がある。それぞれの役割と責任をはっきりさせること、それはすべて一緒にしておくしかない」
たしかにそうだろう。ただし、このグループを見てきたが復活をかけた取り組みのなかで幾度にもわたって分裂している。加えて、人前で見えてくる以上にこの手の問題はひとつずつが違っている。戦争でもそのはずだ。
だがホフマンの言うように、これは使命の仕事であり、きびしい再建の様子を示すのにそう使われた表現だろう。
興味を惹くことに、内部の取材をするとメイヤーはホフマンにヤフー取締役会に来てほしいと要請したことが判明した。彼は打診を受けて辞退している。
留任を公約する件について、ホフマンはイーメールでの取材に応じてこう述べている。「いわば、著書『ジ・アライアンス』のプレイブックに書いた決まりです。つまり、相互の道徳的な義理を守ること。長期にわたって投資するには社員とともにある会社を見るわけです。会社が再建の途中ならいっそう大事なことでしょう」
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(From the Recode blog post. Thanks to Kara Swisher.)