アールディオが倒産、パンドラが主要な事業資産を買い取り

パンドラはストリーミング音楽企業アールディオの主要な事業資産を75百万ドルのキャッシュで買い取ることになった。アールディオは先日よりカリフォルニア北部破産管財裁判所に申請手続きを行う準備中だった。パンドラが買い取る資産はテクノロジ、プロダクト、知的財産、そして社員の一部となる。
弊誌の取材にアールディオが返信したイーメールによると、広告収入を基礎にしたラジオ・サーヴィス運営を実現するための買収だという。「これをきっかけにストリーミング・ラジオとオンデマンド型定額制サーヴィスの筆頭に立つ合併が実現します」
アールディオの社員の多くはパンドラに雇用されるが、一部はレイオフされた。
事前に用意された声明文でパンドラCEOブライアン・マカンドリューはこう述べている。「ストリーミング・ラジオでも、オンデマンド定額制でも、ライヴ・イヴェントの個人配信でも、パンドラはファンのために音楽を発掘し楽しみを分かちあうための場を提供します。ファンがどこで、どんな場面で音楽を聴きたいときでもパンドラに行けば見つかると言っていただけるよう、取り組んでいます」
2008年に創業したアールディオは、12百万曲へのオンデマンド・アクセスを提供しており、1億2570万ドルを資金調達している。アトミコ、スカイプ、マグローヴ・キャピタル・パートナーズ、さらにアントレプレナーのジャナス・フリースが出資者となっていた。2014年10月にアールディオの親会社であるパルサー・メディアは1億8百万ドルを調達してアールディオに投入した。だが、このお金はどこへ行ったのだろう? サーヴィスは全世界で60地域のサーヴィス提供されていた。競合は数多く、スポティファイ、アップル・ミュージック、ラプソディ、MOG、そして勿論パンドラも含まれていた。
パンドラの株価は0.15パーセント下落の13.42ドルで引けたが、時間外取引で0.50パーセント以上下落して推移している。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Ken Yeung.)