グーグルがディアーヌ・グリーン率いるビーバップを買収、グリーンはクラウド事業統括者に就任

今日グーグルはビーバップを買収したことを発表した。ほとんど目立たずに伸びてきたスタートアップである同社はヴイエムウェア共同創業者のディアーヌ・グリーンによって設立された。
グリーンはこれによってグーグルのクラウド事業全体を統括する役割を引き受けた。グーグル首席経営執行役員のサンダール・ピシャーイが買収を発表するブログ記事で述べている。
「ビーバップは新しい開発プラットフォームで、エンタープライズ向けアプリケーションの構築と維持を簡易に行なえる環境を提供しています。わが社ではアプリケーション開発環境としての今後の成長、クラウド・コンピューティングによる恩恵の拡大にもつながるものと期待しております」とピシャーイは述べている。
グリーンはグーグルにとって疎遠な間柄ではない。彼女はこの3年間、同社の取締役会に参加してきた。
クラウドはグーグルにとってとりわけ重要な戦略の一部である。グーグル・アップスはその根幹をなし、グーグル・クラウド・プラットフォームがインフラストラクチャ・アズ・ア・サーヴィスとして伸びており、先行するアマゾン・ウェブ・サーヴィシズなどに対抗している。グーグルは今回の買収によってクラウドを専門とする幹部を獲得したことになり、クラウド市場での同社の真剣さを示すものとなる。グーグルは2014年初頭にインフラストラクチャ担当幹部アース・ホルツルがクラウドからの収益が同社にとってオンライン広告と同等の主要な収益源となる見通しをもっていると発言している。サン・フランシスコで昨日開催された「ストラクチャ」コンファレンスの壇上でホルツルはこの見通しを改めて主張した。そして今日、同社は少なくともこのヴィジョンが実現されることを期待させるだけの有力なリーダーを得たことになる。続きを読む
(From the VentureBeat blog post. Thanks to Jordan Novet.)